すし詰め状態の満員電車で必死に出勤し、仕事では上司や客に怒られる。

必死に働いても給料は生活できるギリギリのもので、贅沢なんてできやしない。

こんな毎日を送っていると、働かないで生きていく方法ないかな…なんて考えることもありますよね。

 

何にも縛られず、気の向くまま自由に生きていけたら本当に幸せですよね。

そんな生き方ももちろんあるにはありますが、そこにはお金以上の重大なリスクが孕んでいます。

と言いますのも、私は実際に働かない生き方をやってみたことがあるからです。

 

お金の稼ぎ方や重大なリスクについて、私の経験をもとにお話していきたいと思います。

あなたが今考えていることの参考になると思いますので、ぜひお伝えさせて下さい。

 

目的がないと続かない

「働かない生き方」も、ある意味目的がないと続きません。

夢があるから…どうしてもやりたいことがあるから働きたくない、そんな人なら長続きするでしょう。

でも仕事が嫌だから…縛られるのが嫌だからという理由で働かない人は挫折するかもしれません。

 

働かない生活は、あまりにも退屈だからです。(当たり前ですが)

私の場合はプライベートでの夢や目標が多く、退屈するようなことは全くありませんでした。

 

ただ私の周りで2人ほど早期リタイアを試みて仕事を辞めた人がいますが、2人とも二ヶ月で仕事に復帰してしまいました。

刺激のない退屈すぎる日々が辛すぎて耐えられなくなったそうです。

 

「自由だー!!」と心が躍ったのは、最初の二週間ほどだそうです。

実際時間ができて好きなことをやろうと思っても、すぐにやり尽くしてしまうそうで。

大変な思いをしながらも働いていた時の充実感が恋しくなるとのことでした。

 

と人に言われたところで、実際に体験してみないとわからないのも事実です。

あなたもある程度貯金が貯まっているなら、一度無職になってみるのも面白いかもしれません。

これだけは断言できますが、一度それを経験すると世界の見え方が大きく変わります。

 

ちなみに充実していた私は半年ほど無職を続けましたが、とあるリスクに恐怖を感じて社会復帰しました。

お金以上に危険なそのリスクについては、後半でお話させて下さい。

まずは次の項目で、一番気になっているであろう金策についてお話をしていきたいと思います。

 

金策について

実際働かないと言ってもニートになるわけではありません。

家に莫大な財産があったり不動産のオーナーでもあれば話は別ですが、一般人はそうはいきません。

仮に親のすねをかじっても、将来的に自分が痛い目に遭うだけです。

 

ではどうやってお金を稼ぐのか?

お金稼ぎは色々ありますが、基本はローリスク・ローリターンを狙います。

日雇いの派遣アルバイトや、ブログアフィリエイトがいい例ですね。

 

ハイリスク・ハイリターンは危険すぎるので、お金に余裕のある人以外は手を出すべきではありません。

FXや不動産投資等の資産運用はそれなりの初期投資が必要ですし、失敗した時に取り返しのつかない損失が発生します。

これらはある程度資産を築いている人がやるものです。

 

まずは上記で例に挙げた、ブログアフィリエイトと派遣アルバイトについてお話をさせていただきます。

これらは即効性がなくリターンも少ないですが、リスクが少ないので働かない生き方の基本とも言える金策方法です。

私は2つともやっていました。

 

日雇いの派遣アルバイト

結局働くのか…と思われるかもしれませんが、これはかなりおすすめです。

どうおすすめなのかと言うと、会社員のような精神的苦痛や拘束が一切ないからです。

 

メールで毎日仕事情報が流れてきて、参加したい仕事にのみ応募するというスタイルです。

働きたくない時は応募しなければいいだけですし、働かなければならないという拘束感が一切ありません。

 

また毎回違う現場に行くことになるので、特定の人間と関係を構築していくというストレスもありません。

毎回初対面の人と、その日一日だけ仕事をする形になるので気を遣う必要すらありません。

確かに日給は高くありませんが、あまりにも気楽な仕事なので給料に不満すら覚えません。

 

さらに立ち仕事や簡単な力仕事を選べば、金策と同時に運動不足という健康面も改善することができます。

色々な面で便利なので、派遣アルバイトはバカにできません。

 

こういった仕事をしている人は訳アリな人も多く、普通の会社のようにあれこれ詮索してくる人も少ないです。

意外とお喋りしていると楽しかったりして、今まで出会ったことのないタイプの人たちと新鮮な会話を楽しむこともできます。

私も派遣アルバイトをしていた時は人と関わるつもりもなかったのですが、何人か気の合う友達もできたぐらいです。

 

何かしらの収入経路を作るにしても、安定するまで派遣のアルバイトを利用するのはいいと思います。

良い気分転換にもなりますし、非常におすすめですよ。

 

デメリットを挙げるとすれば給料が安いこと、現場仕事だと危険を伴うことぐらいです。

また誰でもできる軽作業が多いので、当然スキルなどは磨かれません。

 

ブログアフィリエイト

「脱サラ=アフィリエイト」というぐらい、ブログアフィリエイトは有名ですよね。

ブログで商品やサービスを紹介して、成約できた分だけ報酬をもらうというビジネスですね。

かく言う私も、いくつかのブログで一定の収入を得ています。

 

ブログの良い所は、とにかくお金の投資が少ないことです。

サーバーを契約したり等ちょっとした費用はかかりますが、それでも微々たるお金です。

膨大な時間を投資する必要がありますが、金銭的なリスクがないのが大きな魅力です。

 

稼げずにやめていく人が多いのも事実ですが、その人たちも金銭的な損失は一切していません。

ただ膨大に費やした時間が無駄にはなりますが…

また、特にやることのない人にとってはブログを書くことが良い日課になったりもします。

 

しかしブログにもリスクは存在します。

最近はとにかく稼ぎづらくなっているということです。

昔はアフィリエイトにもバブルと呼ばれる時代があり、参入した多くの人が大金を稼いでいました。

 

ですが今は参入者が増え続けたことで飽和し始め、さらにはグーグルのサイト審査も厳しくなってきています。

昔だったら10万円稼げたレベルの努力をしても、今だと1000円も稼げない…それぐらいシビアな世界になってきています。

 

今ですらこの状況なので、5年後10年後にブログアフィリエイトの収入をアテにすることはできません。

非常に魅力的な金策ツールではありますが、ブログをメインの収入経路にするのは非常にリスクが高そうです。

 

私が感じた恐怖とリスク

私が社会復帰した理由にもなりますが、働かない生き方には3つの大きなリスクが孕んでいます。

中には実際に体験しないとわからない本当に怖い症状もあるので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

人格の破綻

働かない生き方をしていると、他人に対する理解が極端に薄くなっていきます。

どういうことかと言いますと、冗談抜きで頭がおかしくなってくるのです。

 

普通に働いていると、会社の人間や友人と日々色々なやり取りをしますよね。

その中で楽しいことがあったり、嫌な思いをすることがあったり、様々な感情を人と共有します。

だからこそ人に対する理解も深まり、多くのことを受け入れられるようになるのです。

 

しかし働かないということは、大多数の人間と違う道を歩むことになります。

基本的に人との交流が少なくなり、日によっては誰とも話さないことすらあります。

当然仕事を辞めれば、会社勤めをしている友人たちとも話が合わなくなり疎遠にもなっていきます。

 

こうやって心が孤立していくと、他人に対する理解が失われていくのです。

私の場合は些細なことに対してもイライラしたり、他人が許せなくなったりしました。

それこそアパートで隣の部屋の住人の足音が気になったり、それに対して激しい怒りを覚えたり…

 

自分でも「これはまずい…」と危機感を覚えたほどやばい状態だったと思います。

それまでは全く気にならなかったことが、気になり始めたのです。

社会から孤立した人が犯罪に手を染めやすいのは、こういった理由からなのだと痛感しました。

 

人との繋がり、社会との繋がりは生きる上で絶対に欠かせないものです。

ただそれをキープしようと思っても、環境や境遇が違うとできないこともあるのです。

これは絶対に知っておいてほしいリスクです。

 

将来的なお金のリスク

働いていないその時はいいのですが、将来の経済面について大きな不安を感じました。

上記の金策でもお伝えしましたが、絶対的に安定した収入は存在しません。

 

アルバイトのような労働収入であれば、いつまでも健康な体で働き続けられることが条件です。

ブログ等の収入に関してはさらに不安定で、いつ稼げなくなるかもわからない状態です。

 

若いうちはいいのですが、40歳、50歳と年齢が高くなってから収入がなくなったらどうなるでしょうか?

何のスキルもなく、長年無職で生きてきて、若さすらない…

当たり前ですが、社会復帰したくても雇ってくれる会社なんてあるはずがありません。

 

その時に自分で新しいビジネスを展開できればいいですが、現実的な話ではありません。

何より、刺激のない平穏な日々を送っていれば人はどんどん無気力になっていきます。

働ける場所がないどころか、働くだけの気力も無い…そんな状態に陥っている可能性もあります。

 

アルバイトやブログを副業にして収入を得るのは賢いと思いますが、これをメインにするのは不安要素が大きいです。

本業+副業でそれなりの貯金を築いてから辞めるのが一番安全な選択かもしれません。

 

気力が奪われていく

刺激のない退屈で平穏な日々を送っていると、どんどん無気力になっていきます。

さらには一人で自由気ままな生活を送っているせいで、忍耐力も無くなっていきます。

 

私の場合、会社員時代は平日の夜や土日を使って趣味や副業に打ち込み、とても有意義に生活していました。

会社を辞めてからもしばらくの間はストイックな生活を送っていたのですが…これが次第に怠けていくのです。

 

「今日はしんどいから休もう」と言って一日ごろごろして過ごしたり…

「眠いから少し休もう」と言ってそのまま8時間ぐらい寝てしまったり…

気が付けば楽なこと以外したくなくない自分がいました。

 

結局、隙間時間を利用していた会社員時代の方がよっぽど趣味にも副業にも打ち込めていたのです。

「ああ、このままだと副業すらダメになるな」と実感しました。

 

やっぱり、ある程度社会に出て働いて刺激やストレスを受けるのは大切なんだと感じました。

そもそも、人には5段階の欲求がありますよね。

 

【食べる・寝る等の生理的欲求】 → 【住居・暮らし等の安全欲求】 → 【友人・会社等集団に受け入れられたい社会的欲求】 → 【他人から尊敬されたい・認められたい尊厳欲求】 → 【自分らしく在りたいという自己実現欲求】

 

一つ一つ下から満たされていくことによって、人はより高いレベルの欲求を満たそうとするのです。

働かない生き方をしたいというのは、ある意味最後の自己実現欲求です。

 

会社で働いている時は、社会的欲求や尊厳欲求まで満たされているので自己実現欲求が湧いてきます。

しかし会社を辞めるとその前提である社会的欲求や尊厳欲求が満たされなくなってしまうのです。

だから自己実現欲求が薄れ、無気力になり、また人や社会との関りを求めてしまうのです。

 

最初にお伝えした通り、よほどの夢や目標がない限り働かない生き方を貫くのは難しいのです。

会社という居場所があるだけで、人は様々な恩恵を受けていることに気付かないのです。

 

もしどうしても働くのがきついなら、派遣社員やアルバイトがおすすめかもしれないですね。

ある程度働きつつも、正社員よりはライフワークバランスがしっかりしていますから。

 

経験としては素晴らしい

結局、働かない生き方には金銭面や精神面の問題が付きまといます。

もちろん人によりますし、中には金銭的にも精神的にも問題ない人もいるかもしれません。

 

しかし、将来のことまでしっかり考えるとあまりにもリスクが大きく、不安を感じてしまいます。

結局ダメだった時には、何らかの形で周りに迷惑をかけることになりますし。

 

私は結果的に社会復帰しましたが、やっぱり働いている方が気力がみなぎってきますし友人との会話も弾みます。

お金もそうですが、社会や人との繋がりの大切さも無職を経験したおかげでより一層強く感じることができました。

 

これは個人的な意見ですが、一度「働かない生き方」を経験してみるのはおすすめです。

その生活が性に合っていると思えばそれでいいですし、違うと思えば社会復帰すればいいのです。

 

ただ、一度この経験をしてから働くと世界の見え方が変わってきます。

働く場所があること、人との繋がりができること、多くのことにありがたみを感じることができます。

きっと今よりも前向きな気持ちで働くことができるようになるはずです。

 

あなたも貯金があるなら、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

社会復帰する時の就活は少し大変かもしれませんが、頑張って下さいね。