フリーターを一度経験すると、ある一つの事実に気付きますよね。

「え…フリーターって思ったより稼げるな…」

若いうちは周りの正社員の給料も低い為、自由なフリーターの方が特に感じてしまうぐらいです。

 

ただ、生涯フリーターとして生活していけるのか、そこは誰もが疑問に感じるところですよね。

それは「ある二つの物」を捨てることにより、実現が可能となります。

 

フリーター・正社員を経験し、30代を生きている私が働き方・生き方について色々と考察してみました。

全て経験に基づいて導き出した答えなので、信憑性は高いかと思います。

もしお時間が許すなら少しだけお付き合い下さい。

 

本当にフリーターの方が稼げる?

実際、本当にフリーターの方が稼げるのか?

答えは、「20代前半まではフリーターは正社員と同等の給料を稼ぐことができる」です。

 

もちろん会社により給料が違うので「必ず」という答えは存在しません。

しかし20代前半までは、大企業の正社員でも給料はそこまで高くありません。

入社1~2年目であれば月給20万前後の会社が多いです。

 

それに対してフリーターは、お金の良い仕事を選べば月収25~30万程度なら稼ぐことができます。

単純に額面だけ見れば、フリーターの方が稼げるように感じますよね。

 

ただ「同等」と述べたのは、正社員には賞与があるからです。

普通の会社なら年に2回、合計で月収2~6ヶ月分程度の収入が別途入ります。

 

月収25万のフリーターは年収300万です。

月収20万+賞与3ヶ月分の社員も月収300万です。

つまり、かなり稼いでいるフリーターであればスタートラインはほぼ同等と言えるでしょう。

 

20代後半から広がる格差

20代前半では、稼ぐフリーターと正社員は収入がほぼ同等になります。

では、20代後半はどうなるでしょうか?

実は、ここから一気に格差が広がっていきます。

 

正社員は勤続年数が長くなるほど、月収や賞与の金額が上がっていきます。

特に賞与に関しては、評価されている社員なら大幅に高くなるはずです。

 

現に私も昔働いていた会社では、入社1年目は年収300万だったのが2年目には400万になりました。

正社員の1年目の給料はあくまで最低ラインなので、頑張って結果を出していけば昇給していきます。

 

それに対してフリーターは、最初に提示された給料がほぼMAX状態です。

仮に時給が100円、もしくは日給が1000円上がったとしても、月収で言えば16000~20000円程度しか上がりません。

 

20代後半に入ってくると、恐ろしいぐらい広がる格差を肌で感じることになります。

特に私が感じたのは、労働日数です。

 

時給制や日給制で働くフリーターは、数日休んだだけで致命的に給料が減ってしまいます。

年末年始やゴールデンウィークに休暇があるような仕事なら、その時期は極端に収入が減ってしまいます。

 

それに対し正社員は月給が保証されているので、どれだけ休日が増えようが収入は変わりません。

健全な会社であれば有休をとることもできますし、時給換算すれば圧倒的に正社員が有利になります。

 

この辺りに気付き始めると、給料以外の福利厚生等にも格差を感じるようになります。

同じ労働収入でも、やはりフリーターと正社員では待遇に大きな違いがあるのです。

そしてこの格差は、年齢を重ねるごとに広がっていきます。

 

正社員は昇給し、保障制度が充実し、様々な手当てが給料に上乗せされていきます。

それに対しフリーターは年齢により働き口が減っていき、体力や気力が落ちて労働力も低下していきます。

大きな貯金もできずにギリギリの生活を送っていると、精神的にも不安定になってきます。

 

30代、40代となればさすがに正社員と給料を比較しようなどと考える人はいなくなります。

全てにおいて圧倒的な差を痛感するので、比べる気も失せてしまうからです。

 

それなら、なぜフリーターとして生きる人たちがいるのか?

 

フリーターの方が良い場合も

環境によって、その人の性質によってフリーターの方が良い場合もあります。

正社員は待遇が良い分、仕事の責任や負担はフリーターより圧倒的に大きいです。

そして仕事に深く関わっていく以上、人間関係のストレス等とも戦わなければいけません。

 

繊細で傷付きやすく、ストレスで体調を崩してしまうような人の場合はフリーターの方がいいかもしれません。

無理に正社員で働こうとし、体調を崩してアルバイトすらできなくなってしまっては意味がありません。

 

また、人生に明確な夢や目標があり、それを追いかけている人もフリーターの方がいいでしょう。

何となく正社員で働くより、夢や目標を追いかける人生の方が圧倒的に充実するはずです。

それに仕事の負担が大きすぎて自分の夢に支障が出てしまっては本末転倒ですから。

 

このように、何かしらの理由や目的があってフリーターを選ぶのはいいことだと思います。

どちらが正解という話ではなく、必要に応じてフリーターという生き方を取り入れればいいのです。

 

余談ですが、私の知人の20代男性で営業マンをしている人がいます。

その人は正社員にも関わらず月収23万で、賞与も昇給もありません。

 

今はこのような会社も多いと聞きますが、さすがにこれでは正社員の意味がありませんよね。

フリーターの方が条件が良い事例も、今の世の中には多数存在します。

 

一生フリーターで過ごす為には?

現役のフリーター、またはフリーターになろうとしている人が必ず思うこと…

それは一生フリーターで生きていくことは可能なのか?

 

結果から言えば可能です。

現にフリーターで生きている高齢者の人も多数いるからです。

 

ただし、その為にはある二つの物を捨てなければいけません。

それは「プライド」と「普通の生活」です。

 

フリーターという立場は、年齢を重ねるほど周りの目が厳しくなり肩身が狭くなっていきます。

若い頃は選び放題だった職場も、歳を重ねるごとに限定されていきます。

 

30代、40代でフリーターともなると清掃員や現場仕事に限られてきます。

主婦の方ならいいですが、男性の場合は肉体労働をする覚悟をしておいた方がいいです。

 

不本意な仕事をしながら、余裕のない経済状態で毎日を生きていくことになります。

お金がなければ当然結婚はできませんし、家や車も買えません。

 

周りからどう思われてもいい、結婚も贅沢もできなくていい。

ただ自分は一人でのんびりと暮らしていきたいんだ…

 

このような考え方の人ならフリーターとして生きていくことも可能かもしれません。

もちろん病気や怪我をせず、健康な体であることが絶対条件ですが。

 

嫌な面ばかりを書きましたが、実際に高齢者のフリーターの人たちは楽しそうに暮らしています。

私も現場仕事をしていた頃は、よく高齢者のフリーターの方とお話をしていました。

 

仕事終わりにスーパーで買う発泡酒が一日の楽しみだと、満面の笑みで話すおじさんたちはとても幸せそうでした。

結局は「どういう働き方が正解か」ではなく、「自分が幸せに生きる為に何を選ぶか」なんだと思います。

 

安定した生活をし、一般的な幸せを得たいなら正社員という働き方が一番無難です。

だから一般論として誰もが「正社員として働くべきだ」と言います。

しかしそんな枠に囚われず、自分に合った生き方を考える気持ちも大切だと思います。

 

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

私は本音を言えば、正社員を推奨しているわけでもフリーターを推奨しているわけでもありません。

ただ一般論や世間体に囚われず、自分らしい生き方を模索してほしいと思っています。

 

社会に生かされている生活は、誰もが苦痛に感じてしまうはずです。

でも自分の意志で生きていれば、辛いことや苦しいことですらポジティブに乗り越えることができます。

 

日本に生きる多くの人を見ていると、見えない鎖に縛り付けられているように思います。

集団教育によって洗脳されているのでしょうね。

 

もっと多くの人が自分らしく生きられるよう、私は少しずつ自分の思いを発信していきたいと思います。